契約書を作成したい

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契約書作成の重要性

 契約書を作成することは、リスクマネジメントとして重要です。

 契約が成立すれば、当事者は互いに契約に従った義務を履行しなければなりませんが、何らかの理由で相手が義務を履行しないこともあります。

 そのようなときのリスクに備えて、契約書を作成し、相手の不履行の場合の対策をあらかじめ決めておく必要があります。例えば、相手が履行しない場合は、直ちに契約を解除して、他から再調達することが可能となるようにする、金銭的なペナルティを課しておく等の対応です。

 契約書を作成することで、予めリスクを予測し、それに備えることが可能となります。


契約書のひな形を参考にしてみる

 契約書の書式の本や、最近はインターネットでも様々な種類の契約書のひな形を見つけることができます。

 取引基本契約書、業務委託契約書、売買契約書、金銭消費貸借契約書、請負契約書、秘密保持契約といった定型的な契約書であればたくさんひな形を見つけることができるかと思います。

 契約書を一から作成する場合は、まずは自社が作成したい契約書のひな形を探してみるのも一つの方法です。
 
 それを参考にして、自社に合うように修正して作成していくと作業の負担が減り、ポイントを押さえた契約書になるかと思います。

 同じタイトルの契約書のひな形でも、詳細な内容になっているものや、比較的簡易な内容となっているものなど色々なものがありますので、比較検討しながら取捨選択するのも良いでしょう。


契約内容が明確となるように記載することが基本

 契約書を作成しても、その条項の記載が不明確であれば、後に当事者間でトラブルとなる可能性があります。

 例えば、契約書の記載があいまいで複数の解釈ができるような文言になっていると、契約当事者間で、その条項の解釈が異なっていたために、後にトラブルに発展したりするのです。
 
 このため、契約書を作成する際は、このようなトラブルを避けるため、文言を読んだだけで一義的に解釈でき、内容が明確となるような記載にすることが基本となります。

 

当事者双方の権利・義務に着目する

 契約は、当事者間で権利義務を定める合意です。
 このため、契約当事者双方について、それぞれ権利は何か、義務は何かという点に着目して契約書を作成することが重要です。

 当事者が契約に従った義務を履行しないと、債務不履行になり損害賠償や契約解除をされてしまう可能性があります。

 このため、当事者の債務(義務)は具体的にどのような内容で、いつまでにどのように履行しなければならないかということ等を客観的に明確にしておく必要があります。


契約で重要な条項の一例

 契約の種類によって異なりますが、契約において重要な条項について記載漏れがないか確認することが必要です。

 例えば、以下のような条項が考えられます。

 ・契約不適合責任(修補、代替物の引き渡し、不足分の引き渡し、代金減額請求等)

 ・損害賠償責任、損害賠償の予定

 ・知的財産権の処理

 ・期間や契約の終了

 ・競業禁止

 ・契約の解除条項

 

対応できない場合は弁護士に作成を依頼する

 契約書のひな形などを参考にしながら、自社で契約書を作成することも可能ですが、法律用語は慣れていないと難しく民法や商法の知識も必要となるため、弁護士に契約書の作成を依頼するのも一つの方法です。

 弁護士に依頼する場合は、スポット(単発)で依頼する場合と、顧問契約を締結して依頼する方法があります。

 それぞれ費用面などでメリット・デメリットがあるため、弁護士に費用を確認の上、自社に合った方法で弁護士に依頼するのが良いでしょう。

弁護士に依頼するメリット

 弁護士に契約書作成を依頼するメリットは、それぞれ個別の事情に応じた契約書を作成することが可能なことです。

 また弁護士に依頼すれば、リスクを想定した上で、必要十分な内容の契約書を作ってもらうことができますので、契約内容によるトラブル発生を低減することが可能となります。

 契約書作成でお悩みの方は、是非一度法律事務所瀬合パートナーズにご相談ください。

 

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