御社の事業内容と決算月に「ズレ」はありませんか? 国内の法人の場合、約2割が「決算月=3月」と定めています
弁護士による資金調達の支援
1 はじめに
会社を創業するために,そして,会社を成長させるためには,資金調達は避けては通りません。この会社の資金調達の際,意外かもしれませんが,弁護士のサポートを受けることが非常に重要です。
「公認会計士やコンサルタントのサポートを受けるのは重要なのはわかるが,弁護士…?」と思われる方もいるでしょう。
本記事では,資金調達の際に弁護士のサポートを受けるのがなぜ重要かについて解説いたします。
2 資金調達の際に弁護士のサポートが必要な理由
企業が資金調達を行う際の主な手段として,大きく分けると融資と出資の2種類があります。
特に創業した会社にとっては,返済の必要がない出資によって資金を調達したいと考えるのではないでしょうか。
確かに,出資は,返済の必要がないだけでなく,会社の魅力,期待度によっては,融資に比べて多額の資金を調達することができます。
しかし,出資によるデメリットも存在します。出資による場合,出資を行った投資家は,その会社の株主となり,株主総会の議決権を持つことになります。つまり,会社の経営に関し影響力を持つことになるのです。
このように安易に出資に頼ると,かえって会社の自由な経営の障害となりかねません。このような出資の法的リスクに回避,対応するためには法律の専門家である弁護士のアドバイスを受けることが重要なのです。
3 投資契約書のリーガルチェック
投資家から出資を受ける際には,通常投資契約を締結します。
この投資契約書の内容次第では,会社にとって思わぬ不利益が生じることもあります。ですので,投資契約書はネットで拾ってきたひな形を頼りに安易に締結するべきではなく,法律の専門家である弁護士のリーガルチェックを受けて,不利な契約を結ばないようにすることが重要です。
4 最後に
以上のように,資金調達において,弁護士が担う役割は少なくありません。安定した成長を臨むのであれば,各分野の専門家を頼りにすることをお勧めいたします。資金調達における弁護士のサポートを検討されている方は,是非一度この分野に精通している弁護士にご相談ください。
弁護士法人法律事務所瀬合パートナーズ
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