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法律事務所瀬合パートナーズ通信

非正規社員に賞与や退職金は払わなくても良い?(同一労働同一賃金の原則) ご存じの方も多いと思いますが、今月13日と15日に、同一労働同一賃金の原則に関する重大な最高裁判決がでました。 13日の判決は、正社員と同じように働いてきた非正規社員に対し、賞与と退職金を支給しないことは、不合理ではないとの内容です。 これに対し、15日の判決は、扶養手当や有給の夏休み・冬休みなど5つの手当・休暇について
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債務者の財産状況が不明な場合の債権回収について 令和2年4月1日から改正民事執行法が施行されました。今回は,改正法のうち,金銭債権回収に役立つ財産開示手続と,第三者からの情報取得手続についてご紹介します。 「財産開示手続」は,金銭債権について確定判決等(債務名義)があるものの,差し押さえるべき財産が不明な場合に,債務者を裁判所に呼び出して財産状況を申告させる手続です。 以前は,公正証書等は対
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新型コロナウィルス対策に関する法律改正について 2月3日,新型コロナウィルス対策の一環として議論されてきた,新型インフルエンザ等対策特別措置法(通称:新型コロナ特措法)及び感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(通称:感染症法)の罰則規定新設につき,罰則規定を設けないことで与野党が合意し,改正感染症法が成立することとなりました。 今回の改正の目玉だったのが,患者が入院拒否をした場
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テレワーク?リモートワーク? withコロナの時代となり,テレワークやリモートワークなどの言葉が日常的に用いられて久しいですが,みなさまは,テレワークとリモートワークの違いはご存じでしょうか。 私は,緊急事態宣言が出されたころは,テレワークという言葉を使っていた記憶がありますが,最近は,なんとなくリモートワークという言葉が口から出ることの方が多いです。 特に意識して使い分けている訳ではなく,
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同一労働同一賃金の原則に関する最高裁判決のご紹介 今月は,先月のTOPICに引き続き,10月13日,15日にだされた同一労働同一賃金の原則に関する重大な最高裁判決についてご紹介させていただきます。 先月のTOPICは,賞与と退職金に関する10月13日判決についての記事でしたので,今月は10月15日の判決について簡単に解説させていただきます。 15日判決は,日本郵便において①扶養手当,②病気休
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改正民法の施行(消滅時効の改正について) 「民法の一部を改正する法律」は,平成29年5月26日に成立し,同年6月2日に公布されました。 このいわゆる改正民法は,施行日を令和2年4月1日としており,成立から約3年の期間をおいて施行された法律です。 改正民法の中でも,知っておいたほうが良い改正点として消滅時効をご説明します。 消滅時効とは,ご存知の通り,権利を有する者が一定の期間その権利を行使
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同一労働同一賃金について さて,令和2年4月1日より,大企業を対象にパートタイム・有期雇用労働法が施行され,派遣労働者を対象にした労働者派遣法が施行されました。 そして令和3年4月1日より,中小企業を対象にパートタイム・有期雇用労働法が施行されます。 これらは,同一労働同一賃金のもと,同一企業・団体における正規雇用労働者と非正規労働者の間の不合理な待遇差の解消を目指すために施行されます。
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忘れていませんか?民法改正~今年の法改正、今年のうちに!~ 2020年も残りわずかとなりました。 そんな2020年,新型コロナウイルスの陰に隠れて,4月1日から改正民法が施行されました。 今回の改正は,120年ぶりの大改正といわれており,しかも改正分野が債権法中心のため,企業法務に与える影響は非常に大きいです。 しかし,今年の4月といえば,緊急事態宣言による大混乱の最中で,民法改正どころで
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御社の事業内容と決算月に「ズレ」はありませんか? 国内の法人の場合、約2割が「決算月=3月」と定めています(出所:国税庁活動報告)。この理由としては、「年度という概念によるもの」あるいは「国や地方自治体との取引が多い場合に予算期間(4月1日~3月31日)に合わせていること」「上場企業において株主総会の時期を集中させた」ということなどが挙げられます。しかしながら、「3月決算」が事業にメリットを及ぼ
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