Case08 相手方の所在を特定し、時効を10年に伸ばすことで工事請負代金を回収した事例
業種 建設業
相談内容
工事施工を請け負い,施行は完了したが代金を払って貰えない。相手方とも連絡が取れなくなってしまった。
アドバイス内容
民法170条2号で,工事設計・施行・監理を業とする者の工事に関する債権は3年で時効にかかるとされています。相手方の所在地も不明だったためこのままでは時効にかかる可能性がありましたので,弁護士の職務上請求等で工夫した結果相手方の所在地が判明し,裁判を起こしました。
完全勝訴判決を得ましたので,時効を10年に伸ばすことができました。相手方の財産や所在地を調べるのに時間を要すると思われる場合には,取り急ぎ時効を延ばすことが必要になります。
The following two tabs change content below.
弁護士法人法律事務所瀬合パートナーズ
顧問弁護士とは、企業の「強力な参謀役」です。お悩みのことがあれば、どのようなことでもまずはご相談いただき、もし当事務所が解決するのに適さない案件であれば、解決するのに適切な専門家をご紹介させていただきたいと考えております。経営者の方々のお悩みを少しでも軽くし、経営に集中していただくことで、会社を成功させていっていただきたいと思います。
最新記事 by 弁護士法人法律事務所瀬合パートナーズ (全て見る)
- 医療機関向け法務相談サイトがオープンしました - 2024年10月2日
- R6.7.26「第7回 企業不祥事に関する定期情報交換会」の開催 - 2024年7月27日
- “働きがいも経済成長も“を目指す企業さまを対象に「SDGs労務コンサルティングプラン」をリリース! - 2022年10月28日
- Case39 役員退職慰労金の支払いを求めた事例
- Case38 取引先に対する損害賠償請求について合意書を交わした事例
- Case37 無料求人広告サイトの自動更新による不当な掲載費用の請求を諦めさせた事例
- Case36 異物混入による製造物責任が問われ、早期に協議で解決した事例
- Case35 海外法人と人材紹介契約締結のための契約書を作成した事例
- Case34 ステマ規制についてご助言した事例
- Case33 工事請負取引基本契約の条項において、天災等の不可抗力による損害を元請負人負担とすることをご提案させていただいた事例
- Case32 テナントビルの賃貸人に対し、テナントが物件事故による損害賠償を請求した事例
- Case31 これまで取引をしてきたメーカーの海外子会社と改めて預かり金を預ける内容の契約書を締結するにあたり、審査(リーガルチェック)した事例
- Case30 ネパール法人との契約書リーガルチェック
- Case29 売主側として、継続的売買契約の基本契約書及び覚書のリーガルチェックを行った事案
- Case28 独占販売店として取引を行うために必要となる契約書を作成した事案
- Case27 元従業員の横領行為につき損害賠償を請求して示談が成立した事例
- Case26 新たにフランチャイズシステムを展開するにあたり、フランチャイズ契約一式のリーガルチェックをした事例
- Case25 パロディ広告を作成する際の著作権法上の注意点
- Case24 生成AI(chat-gptやMidjourneyなど)で作成した書籍についての著作権法上の問題
- Case23 元従業員からの未払残業代請求に対し、管理監督者に関する反論を行い、減額に成功した事例
- Case22 従業員の横領について刑事告訴し、有罪判決を獲得できた事例
- Case21 上場企業様からのご相談で、専門的な契約形態であるサードパーティー・ロジスティクス(3PL)と損害保険の適用判断に関してアドバイスさせていただいた事例
- Case20 東証プライム市場(旧東京証券取引所一部)上場企業様からの依頼で、建設業法に関する意見書を作成した事例
- Case19 元従業員による顧客奪取行為につき、元従業員が契約金額の全額を賠償することで和解した事例
- Case18 契約書のない売買契約について売掛金の回収に成功した事例
- Case17 報酬債権の回収
- Case16 取引先が破産したものの、先取特権に基づく物上代位により債権の大部分を回収できた事案
- Case15 高齢者向け住宅入居者のご家族からのカスハラに対して弁護士が対応し,退去してもらうことができた事例
- Case14 商標権譲渡契約締結のため譲渡金額を交渉し合意に至った事例
- Case13 内容証明郵便にて請負代金を請求したところ,支払期限までに全額回収することができた事例
- Case12 入院中の患者の負傷につき,病院側に責任がないことにご納得頂いた事例
- Case11 英文の業務委託契約書のチェック及び加筆修正を行い,約2週間で納品した事例
- Case10 設置工事後の事故により請求された損害賠償額を大幅に減額できた事例
- Case09 中小企業のM&Aに伴う法務デューディリジェンスを短期間で迅速かつ正確に対応した事例
- Case08 相手方の所在を特定し、時効を10年に伸ばすことで工事請負代金を回収した事例
- Case7 不動産賃貸借契約書を新たに作成した事例
- Case6 事業の共同経営者であった人物から,業務委託契約であったとして業務委託料等を請求された事例
- Case5 ウェブサイト上でのサービス利用規約に特徴的な法的観点をふまえて追記・修正した例
- Case4 法人:従業員ら全員の転職先を確保し,円滑に破産手続きをした事例 代表者個人:自由財産拡張枠(99万円)を超える生命保険契約を維持
- Case3 内装業者が立替金等の支払い請求を受けた事件で、当初請求額より約500万円減額して和解できた事例
- Case2 元従業員の横領行為について、仮差押え、裁判、刑事告訴で対応した事例
- Case1 元従業員の横領行為について、示談交渉の結果、自認して損害を速やかに回収した事例